料理ということばは平安朝の初期からある
物や物事を、はかりおさめる、うまく処理する意に用いていたが、まもなく食べ物専用のものになった。
しかし、明治、大正のころまで「国政を料理する」などの言い方もあった。
料理とは、食品を適宜にそのまま、または他の食品と組み合わせて食べよくするか、それぞれの材料に応じて加熱し味を調えるもの、あるいはその動作をいう。
中国では3000年の昔から割鮮ということばがある。
食べる目的でその材料を食べよくすること、たとえば皮をむくとか内臓を抜く、魚の鱗をとる、骨を抜く、植物の根をとる、食品を細かく切るなど、熱を加えずそのまま用いるものをいうのである。
割鮮は古い日本語ではアザラケキヲサクと訓じている。
鮮けきは生の魚、鮮魚の意である。
料理をすることを「調理」「割烹」ともいうが、割は割くの意で生食をいい、烹は烹の意で加熱して味つけしたものをいうのである。